はじめに せっかく録音したのに「声が小さい」問題
「録音したのに、声が小さすぎてAIが全然文字起こししてくれない!」
……そんな経験、ありませんか?
Google AI StudioやChatGPTで議事録をつくってみよう!と意気込んだのに、いざ録音データを渡したら「……ん?」という反応。なぜなら、音が小さくて認識してくれないんです。
でも大丈夫。
この記事では、そんな“声ちっちゃ族”を救うために、録音時のコツから、録音後に音量を上げる方法まで、丁寧にご紹介します。
しかも全部、無料 or iPhoneでできる範囲にしぼりました!
「初心者だし、機械に強くないし…」という方でも大丈夫。
一緒に、聞き取りやすい音声データづくりを目指しましょう!
Step1 そもそも録音時に気をつけたいポイント
録音データの音質は「録るとき」が8割です。
AIも“耳が良い”わけではありません。ちゃんと聞こえる音を渡さないと、うまく文字起こししてくれません。
・スマホと話者の距離を近く
基本中の基本ですが、意外とやっていないのがこれ。
スマホはポケットやバッグに入れっぱなしじゃなく、机の上に出して、話者の近くに置きましょう。
・できれば机の上に置かない(振動音対策)
机に置いたスマホがカタカタしてると、振動音が入ってノイズの原因に。
ハンカチを下に敷いたり、できればスマホスタンドを使うとGood!
・周囲の雑音をできるだけ減らす
カフェの「ガチャガチャ音」や会議室の「空調音」。
「まあ大丈夫っしょ〜」と思って録音しても、AIにはノイズにしか聞こえないことも。
可能であれば静かな場所で録る、またはスマホを話者に近づけるだけでも効果アリです。
Step2 録音済みのデータを音量アップする方法
「もう録音しちゃったよ!」というあなたも安心してください。
あとから音量をアップする方法、ちゃんとあります。しかも無料で!
方法①:iPhoneだけで音量を上げる(無料アプリ使用)
おすすめは、以下の無料アプリ👇
- Hokusai Audio Editor:日本語対応、初心者でも使いやすい
- AudioLab(Android向け):音声加工が簡単で多機能
Hokusai Audio Editor を使った簡単な流れ👇
- App Storeで「 Hokusai Audio Editor 」をインストール
- 録音データをアプリに読み込む(ファイルアプリからOK)
- 「エフェクト」→「増幅」で音量を上げる
- 「ノイズ除去」もあればかけるとベター
- 保存して、Google AI Studioなどに渡す!
※注意点:「音割れ」しないように、音量はほどほどに。
方法②:パソコンで編集する場合
PCを使える方には、Audacity(オーダシティ)という神アプリがおすすめです。
無料なのに超高機能、しかも日本語対応。もう神です。
Audacityでやれること
- 音量を全体的に均す「ノーマライズ」
- 大きすぎるところを抑えて、全体を聴きやすくする「コンプレッサー」
- 背景ノイズの除去
これだけやれば、「あれ?プロの録音ですか?」ってくらいにクオリティアップしますよ。
Step3 AIに渡す前のチェックリスト
音声データの準備ができたら、最後に以下のチェックを!
- 全員の声がちゃんと聞き取れる?
- ノイズが少ない?空調音や雑音が目立たない?
- ファイル形式は「.m4a」や「.mp3」など、一般的な形式?
この3つがクリアできていれば、Google AI StudioもChatGPTもニッコリして文字起こししてくれるはずです。
まとめ ちょっとの工夫で精度がぐんとアップ!
AIに任せる前に、録音データを“磨く”こと。
これが、AI議事録を使いこなすコツです。
録音がうまくいけば、議事録づくりもグンと楽になります。
逆に、録音がグダグダだと、AIも「え、これ何?」となっちゃいます。
ちょっとした意識と無料アプリの力で、音声は見違えるほどクリアになります。
まさに“ひと工夫で世界が変わる”ってやつですね。
今後も「AIに任せて楽をする」ためには、「AIにちゃんと伝える」準備が大切。
その第一歩が、この音声クオリティ対策なのです!
おまけ どうしても声が小さい人のための裏技
「いや、私、もともと声が小さくて…」という人もいるかもしれません。
そんなときは
- 外部マイクを使う(1,000円くらいでクリップ式マイクが買えます)
- 録音アプリのマイク感度を上げる(アプリによっては設定できます)
- あとからナレーションを足す(恥ずかしいけど確実)
…といった手段もあります!
「AIに伝えるための“代弁”」として、ちょっと頑張るのもアリかもしれません。
さいごに 録音とAI、うまく付き合っていこう
AI議事録って、ほんとに便利。
でも、録音データがイマイチだと、せっかくのAIパワーも発揮されません。
「AIに渡す前のひと工夫」——これは、今後AI時代を生きるうえでの大事なスキルになってくるかもしれません。
今回紹介した方法は、どれも難しくないし、お金もかかりません。
「声が小さいから無理…」と諦めず、ちょっとだけ頑張ってみてください。
AIも、あなたの声がちゃんと届くのを待っていますよ!


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